リキュールの製法とは

リキュールの製法とは

リキュールの製造には、原酒製造と材料をブレンドする工程の2つがあり、そのあと、熟成、濾過などをして、製品として販売されています。

 

まず、原料製造(香味抽出)にも蒸溜法、浸漬法、果汁法、エッセンス法、パーコレーション法の4つがあります。
最近は、パーコレーション法(コーヒー・リキュール)で香味抽出するのは、あまりありません。

 

特に蒸留法は、薬草の種子類であるアニスや柑橘系の乾燥果皮のオレンジ、マンダリンなどが原料の場合は、成分の精油分(エッセンシャル・オイル)を利用するので蒸溜法、そして、ハーブ類に関しては、浸漬法で香味抽出されることが多いです。

 

果汁法やエッセンス法は、原料をそのままスピリッツに溶かし込んだり、ブレンドするため、調合し終わるとすぐに熟成・濾過と言った工程に入ります。
そして、ブレンドの工程に入り、調合された香味液にスピリッツや糖類、色素、水などが配合され、しばらく熟成することになります。

 

さらに熟成の後、リキュールはフィルターを通して濾過し、清澄化させ、瓶詰めされ、消費者のもとに届くことになります。